ハクビシンのフンを見つけたらすぐに確認!適切な駆除と対策のすすめ

もしご自宅の天井裏や床下、物置などでハクビシンのフンらしきものを見つけたら、それは「すでに侵入されている可能性が高い」サインです。ハクビシンは“ためフン”という習性を持ち、決まった場所に繰り返し排泄するため、フンがある=住み着いていると判断できます。放っておくと悪臭や健康被害、家屋へのダメージが深刻化するおそれがあるため、早期の駆除と再発防止が非常に重要です。この記事では、ハクビシンのフンを発見したときにとるべき行動と、駆除・予防の正しいステップをご紹介します。

まず、フンの見た目は大きさ約2〜3センチ程度で、やや細長く、種子や果実のカスが混じっていることが多いのが特徴です。屋根裏や壁際、同じ場所に何個もまとまって落ちていれば、ハクビシンが棲みついている可能性が高いといえます。見た目で区別がつかない場合もありますが、悪臭や天井裏での物音、天井のシミなども同時に確認されるなら、ほぼ間違いなくハクビシンの仕業でしょう。

この段階で大切なのは、フンを見つけてもむやみに触らないことです。ハクビシンのフンには細菌や寄生虫、病原体が潜んでいることがあり、素手での処理や掃除機での吸い取りは非常に危険です。乾燥して粉状になったフンの成分を吸い込むことで、呼吸器系の感染症を引き起こすリスクもあるため、安全性を考えた対応が求められます。

そのため、フンを見つけたら専門の害獣駆除業者に相談することが最も確実な方法です。業者はフンの種類から動物の特定を行い、防護服・消毒剤・捕獲器具などを使って安全かつ合法的に対応します。また、清掃・消毒だけでなく、侵入経路の調査や遮断、再侵入を防ぐ施工まで対応してくれるところが多く、根本的な解決につながります。

注意したいのは、ハクビシンが鳥獣保護法で守られている点です。個人が勝手に捕獲・駆除することは法律違反にあたり、罰則を受ける可能性があります。そのため、駆除を行うには自治体への申請や許可を得た業者による対応が必要です。市町村の環境課や保健所に相談すると、適切な情報を得ることができるでしょう。

駆除後も安心はできません。再びハクビシンが侵入してこないように、再発防止策を講じることが非常に大切です。屋根の隙間、通気口、基礎の破損部分など、わずかな穴からも侵入できるため、家全体をチェックして侵入口を封鎖する作業が求められます。あわせて、ハクビシンが嫌がる忌避剤の設置や、定期的な点検の実施も有効です。

まとめると、ハクビシンのフンを見つけたら、それは「すでに棲みついている」という重要なサインです。被害が大きくなる前に、まずは触らずに状況を記録し、専門業者や自治体に相談することが大切です。清掃・駆除・消毒・再発防止まで一貫して対応することで、健康リスクや住宅のダメージを未然に防ぐことができます。安全・快適な住環境を守るためにも、早期対応を心がけましょう。

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カテゴリー: 生活

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