深夜・早朝に車が止まったら、手配の速さよりも「安全確保→情報整理→適切な窓口→到着までの待機管理」の順序で動く。チェックリストは次の通り。①安全確保:ハザード点灯。可能なら惰性で路肩へ寄せ、ハンドルは左切りで停止。②二次事故防止:三角表示板・発炎筒を設置(高速は十分距離を取り、歩行はガードレール外)。夜間は反射ベストと懐中電灯を使う。③同乗者退避:子ども・高齢者・ペットは車外の安全地帯へ移動し、車内待機は避ける。④位置の確定:スマホ地図で現在地を開き、高速はキロポスト・IC名、一般道は電柱番号・近隣施設を控える。⑤呼び先の優先順位:加入中の自動車保険ロードサービス→JAF(#8139)→道路緊急ダイヤル(#9910:路上危険物や区画故障の通報)→ディーラーの順。レンタカー・カーシェアは各社の緊急窓口へ。⑥電話前のメモ:契約番号/会員番号、車種・ナンバー、症状(始動不可・異音・警告灯・事故)、人数、現在地、希望搬送先(最寄りor指定工場)。⑦確認すべき費用条件:無料搬送距離、夜間割増の有無、特殊作業(溝落ち・ウインチ・クレーン)の扱い、有料道路・フェリー等の実費、到着目安時間。⑧EV・HVの注意:けん引用式の指定(フラットベッド必須の車種あり)を伝達。誤ったけん引は故障の原因。⑨バッテリー管理:室内灯・ハザードの長時間使用は消耗大。必要最小限にし、スマホは省電力+モバイルバッテリーを活用。⑩防犯とトラブル回避:到着車両の会社名・担当名・車両ナンバーを事前に確認。作業前に金額と作業範囲を口頭で復唱し、可能なら簡易見積や料金表の提示を依頼。⑪待機の姿勢:車線側ドアは開けない。強風・豪雨・積雪時は風下側・遮蔽物のある場所で待機し、体温管理(毛布・レインウェア)を確保。⑫記録:現場写真(車両位置・損傷・路面状況・看板)と時刻を撮影。事故や保険申請の証拠になる。⑬荷物・貴重品管理:レッカー同乗時に必要書類(自動車検査証・保険証券・免許)、鍵、ETCカード、貴重品を携行。⑭搬送先の判断:夜間は開いている工場が限られるため「保管ヤード→翌営業日に指定工場へ再搬送」も選択肢。再搬送費の扱いをその場で確認。⑮到着後のフロー:作業前に車体損傷の有無を双方確認→作業立会い→レシート・明細を受領(保険・会社経費用に保存)。応急で復帰した場合も、翌日には異音・警告灯・各液量・タイヤ空気圧を点検する。地域手配を速めたいときは、検索語に「レッカー 小山市」を含めて周辺の24時間拠点・無料けん引距離・夜間割増・二次搬送可否を横並びで確認し、現在地リンクと搬送先候補を同時に共有すると到着と段取りが早い。――ポイントは、暗所での被視認性と現在地の正確さ、そして“無料範囲・実費・搬送先”の三点確認。これをテンプレ化しておけば、深夜・早朝でも短時間で安全にレッカー手配へつなげられる。